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HOUSE F 外部造作ガラス搬入
こんにちは。
年末ですね。今年は雪も降らず、割と暖かい日が続いているようです。このまま春になってくれないかな〜と密かに願っております。
しつこいようですが、極度の寒がりです。外仕事しているくせに。
真冬はミシュランみたいな格好で仕事しているので、自慢の機動力がガタ落ちです(笑)
そんな話はさておき、「HOUSE F」は絶賛進行中で、先日、外部の造作ガラスの搬入がありました。
南側に面した一面の開口部に、巨大な1枚ガラスが数箇所に分かれて取り付けられます。
当然ペアガラスで重量も相当、さらにシビアな作業となる為、ガラス工事業者の職人さん6人掛かりでの作業。足場の上下は男祭りのカオス状態!!(笑)
しかしさすが、難儀な工事も慣れているようで抜群のコンビネーションで声を掛け合い、大変ながらもあっという間に工事完了。
できてしまうと「いいね〜〜」で終わってしまいますが、すっきりとカッコよく見せるために、語り尽くせない様々な努力があります(笑)
木材の納めを各業者さんとよく検討したり、設計者だけでなく工務店側も施工するためになかなかの知識が必要となる工事です。
大きな造作材を扱うのもなかなか大変でしたが、無事納まり一安心。
防水シーリングまでとても綺麗に施工してもらい、ガラス周りの防水工事も完了。
ドカーンと、ど迫力!!
これで長かったブルーシート生活ともおさらばで、毎日、明るい陽が室内に降り注いでいます。
休憩の時やお昼ご飯はここのLDKで食べるととても暖かく、快適です♪
さらに木材に囲われている安心感があります。
大袈裟に言いますが(笑)まるで自然の木のなかでお弁当広げている気にさえなって来ます。
住みだしてからのクライアントの生活を考えると、とてもうらやましいですね〜。
大好きな建築家さんの本に、
「職人は休憩のとき、まるで猫のように自然にその家の中で居心地のいい場所を見つけて弁当を食べたり昼寝をする。
気持ちのいい風の吹くところ、適度な広さや狭さのあるところ、快適な日陰や日向のあるところ。
まだ空調設備もないときからくらしをはじめているので、その家の一次的な心地よさを一番よく知っている。」
という言葉があり、建築中に皆が集まる所というのはこういう場所なんだろうな〜、なんていつも思い出してしまいます。
正しくその通りで、昨今の「とりあえず気密と断熱を上げといてエアコンで温度調整すれば文句も出んやろうし、まあ大丈夫っしょ〜〜」的な考えをよく聞く中で、
「パッシブハウス」とかそんな格好の良い言葉で片付けるのとも違う、
原点に戻って「人間本来が感じる心地のよさとは何ぞや」というようなことをよく考えながら今後も建築をやっていきたいな、なんてぼんやり考えてます(笑)
ではでは、慌ただしいとは思いますが、皆様幸せな年末年始を♪♪
福井市木田のパン屋さん「L’ESSENTIEL(レサンシエル)」
暦も12月に入り、突然寒かったり、暖かかったり。アラレが降ったり、むちゃくちゃ晴れたり。
晴れ間が続く時期もあり、外仕事メインの僕たちにとっては、業務が捗り嬉しい限りです。
今年の11月上旬に福井市にレサンシェルという新しいパン屋さんがオープンしました。
僕は今年9月頃に、flatの出水建大さんからの依頼で、レジカウンターや什器などをメインに、大工工事と家具工事をさせていただきました。
なかなか手強い部分もありましたが、綺麗に造ることができたかなと思います。
先日、オープン後にやっとお店に行くことができたのですが、建大工房+HUDGEプロデュースのお仕事は見事なもので、とっても可愛らしい素敵な空間に仕上がっていました♪
パン屋の営業の方も絶好調なようで、僕のいた間もひっきりなしにお客様が訪れて、並んでいるパンが次々と無くなっていきました。
オープン後数時間でなくなってしまう日が続いているようで、さすがの一言!!
東海一のパン屋と名高い飛騨高山の超名店「トランブルー」
ここで長年、番頭さんとして勤め上げた「レサンシエル」のオーナーシェフ。工事中にはよくお世話になりお話する機会も多かったのですが、モノ造りに対するアツいDNAは親方からしっかり引き継いでるようで、僕も刺激をもらい、見習うべき所がたくさんありました。
オープン&ご盛況おめでとうございます!!今後ますますのご活躍を期待しております。
「L’ESSENTIEL(レサンシェル)」
HOUSE F 建方
先日、福井県坂井市で建方を行ないました。
朝6時半ごろ、一番乗りかと思い現場に着くと、もうほぼ全員来てる・・・(汗)
建方のために10人ほどの職人さんを招集するのですが、毎度のことながら職人さんのモチベーションの高さに驚きと嬉しさを感じます。
そんな中で建方スタート。
杉の構造材をどんどん組み上げていきます。
僕は現場に指示出したり、お施主様にあそこが何の部屋ですよ、とかこの材のこの組み方はこうですよ、とかウンチクたれて説明したり、建て方時は何かと慌ただしかったりします・・・
息つく間もなく建物は組み上がり、1日で屋根仕舞い、外壁の耐力壁(風や地震に耐えるパネル)までほぼ完了しました。
想像以上の進み具合で、これぞ職人の成せる技。
今まで紙や画面の上でずっとお話していたものが、一瞬にして目の前に現れる。
お施主様にとっても、設計者・施工者にとっても感動の瞬間ですね。
建前は昔より「お祭り」です。
今となっては簡略化され、派手なことはしなくなりましたが、そこにいるみんながこの一家にとっての「お祭り」をめでたく共有できる時間が僕は素敵だと感じます。
この度は誠におめでとうございます。
建方準備してます
こんにちは。
気温も寒くなってきまして、いよいよ冬が近づいて来ましたね〜。
寒いのはとっても苦手な僕ですが・・・
今週末に迫った建方に向けて、しばらく材木屋さんの小屋で構造材の加工をしていました。
大まかなところはプレカットと言って、機械による加工に頼っているのですが、機械が対応できない特殊な加工や大きな材料を、手で墨付け、加工しております。
一本一本材料の癖も違いますし、気の癖や性(将来どういった動きをするかなど)を読みながら手仕事での作業になりますが、細かな精度で墨付けして刻んでいきます。
刻み終えて小屋で一旦仮組みします。
仕口、長さ等の間違いがないか確認。
ピシャッと納まってます。
今回の新築物件でも、構造材や造作材に福井県産の木材(スギ・ヒノキ)をふんだんに活用していまして、70%を超える構造材を賄っております。
福井の木を使うことは、当然、福井の気候風土にも適した材でありますし、森林の保全にも繋がります。
場所によっては外国材ももちろん登場しますが、これからも極力、県産材・国産材を利用してそれが活きるような建築、使い方をしていきたいな、と思っております。
福井の市場を通ったと言う証明の、ラベル付きです。
「認証ふくい県産材」の印字付き。
SD(含水率)、E(ヤング係数)の強度が証明されている、安全で信頼のおける材を使っています。
ではいよいよ建方作業、安全にがんばります!!
基礎工事②
前回の続き。
地盤改良が終わったら、本格的な基礎工事となります。
外側の型枠をまず立ち上げ、基礎の構造設計図通りに鉄筋を組みます。
中通りも、「地中梁」といって強度を出すため下に掘り下げて通常のべた基礎よりさらに強固な構造体を形成します。
福井の木造住宅(鉄筋や鉄骨の重量のある建築では当たり前に見られる)で、ここまでやっているところはなかなか少ないのではないのでしょうか。
鉄筋も、いつもながらきっちり綺麗に組んでもらって、見るからに安心します。
最終的には見えなくなってしまうところですが、こういうの大事!!
瑕疵保証(http://www.mamoris.jp/kasitanpo-person/)を取得するために、外部の機関から来る検査員の先生に図面通り、規定通りに施工されているか立会い検査していただきます。
毎度の事ですが、もちろん何の問題もなく合格です。
地鎮祭の時に授かりました「鎮物(しずめもの)」も、お家の中心となり人の集まる場所に、確かに埋めさせていただきました。
検査も無事終われば、いよいよコンクリート打設です。
絶好の秋晴れの続く中、順調にコンクリ打ちまで来る事ができました。
何事も天気に恵まれるのは、ありがたい事ですね!
これもクライアント始め、工事に関わる方々の日頃の行いが良いからだといつも思い込んでおります(笑)
立ち上がり打設の日も快晴。
アンカーボルトもしっかり高さを見て固定されております。
これも、実はやってない人結構見られますが、アンカーボルトの固定も大事!!
仕事の良い基礎屋さんは指示しなくてもちゃんとやってくれます。さすが。
この状態でコンクートの強度が十分になるまで、養生期間を設けます。
型枠バラした後の写真。
お天気に恵まれたおかげさまで、チッカチカの綺麗な基礎が出来上がりました!!
現場では基礎屋さんが雑コン(玄関周りや給湯器置き場)、設備屋さんが外部の配管を施工していました。
後は建て方の日を待ちます。
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