2015-11
HOUSE F 建方
先日、福井県坂井市で建方を行ないました。
朝6時半ごろ、一番乗りかと思い現場に着くと、もうほぼ全員来てる・・・(汗)
建方のために10人ほどの職人さんを招集するのですが、毎度のことながら職人さんのモチベーションの高さに驚きと嬉しさを感じます。
そんな中で建方スタート。
杉の構造材をどんどん組み上げていきます。
僕は現場に指示出したり、お施主様にあそこが何の部屋ですよ、とかこの材のこの組み方はこうですよ、とかウンチクたれて説明したり、建て方時は何かと慌ただしかったりします・・・
息つく間もなく建物は組み上がり、1日で屋根仕舞い、外壁の耐力壁(風や地震に耐えるパネル)までほぼ完了しました。
想像以上の進み具合で、これぞ職人の成せる技。
今まで紙や画面の上でずっとお話していたものが、一瞬にして目の前に現れる。
お施主様にとっても、設計者・施工者にとっても感動の瞬間ですね。
建前は昔より「お祭り」です。
今となっては簡略化され、派手なことはしなくなりましたが、そこにいるみんながこの一家にとっての「お祭り」をめでたく共有できる時間が僕は素敵だと感じます。
この度は誠におめでとうございます。
建方準備してます
こんにちは。
気温も寒くなってきまして、いよいよ冬が近づいて来ましたね〜。
寒いのはとっても苦手な僕ですが・・・
今週末に迫った建方に向けて、しばらく材木屋さんの小屋で構造材の加工をしていました。
大まかなところはプレカットと言って、機械による加工に頼っているのですが、機械が対応できない特殊な加工や大きな材料を、手で墨付け、加工しております。
一本一本材料の癖も違いますし、気の癖や性(将来どういった動きをするかなど)を読みながら手仕事での作業になりますが、細かな精度で墨付けして刻んでいきます。
刻み終えて小屋で一旦仮組みします。
仕口、長さ等の間違いがないか確認。
ピシャッと納まってます。
今回の新築物件でも、構造材や造作材に福井県産の木材(スギ・ヒノキ)をふんだんに活用していまして、70%を超える構造材を賄っております。
福井の木を使うことは、当然、福井の気候風土にも適した材でありますし、森林の保全にも繋がります。
場所によっては外国材ももちろん登場しますが、これからも極力、県産材・国産材を利用してそれが活きるような建築、使い方をしていきたいな、と思っております。
福井の市場を通ったと言う証明の、ラベル付きです。
「認証ふくい県産材」の印字付き。
SD(含水率)、E(ヤング係数)の強度が証明されている、安全で信頼のおける材を使っています。
ではいよいよ建方作業、安全にがんばります!!
最近のコメント