2016-02
HOUSE F 内部造作工事(木工事)も大詰め
こんにちは。
只今建築中の「HOUSE F」ですが、内部の造作工事がいよいよ大詰めになってきております。
ここへ来ると各工事業者さんとの打ち合わせ事項が多く、毎日バタバタです・・・スムーズにこなさなければといつも頭に置いて仕事をしているのですが。
木工事もだいぶ出来上がってきました。
断熱材はピシャーっと隙間なく、グラスウールなので壁内に湿気が入らないように、テープ等の施工で気密を上げます。
こちらが床下の断熱。この隙間のない施工が完成した後に差が出てきます。
夏・冬など気候条件の厳しい時にOB様のお家を訪ねると、その効果をものすごく実感できます。
このような所は大工の腕?真面目さ?によって施工に非常に差が出てくる所で、一般の方はパッと見、分からなかったりしますが、何十年も先の事を想像していつも施工させていただいています。
断熱方法については種類が多く条件、予算、工法など様々な要因からそのお家に一番のものを提供していきます。
あまりにも情報が氾濫していて、どこの断熱材メーカー・工法も自分の自慢と他者への悪口しか言わないので(しかも皆んな間違った事を言っている訳ではない、過剰なだけ)、色んな角度から見て腑に落ちる判断できたらな、と思います。
ですから保守的な僕は敢えてここでこの断熱方法が云々とは言いません。誤解を招くと言うか、アンチの方に突っ込まれるのが目に見えていますので(笑)
陽が降り注ぐLDK。
天気の良い日はこの時期でもシャツ一枚で仕事ができて、大げさでなく暖房レスな生活が送れそうです♪
2階の個室も構造材が現しになっており、開放感あります。
吹き抜け部分から見た現しの柱・梁。
強化ガラスを直接はめ込みました。ダイナミック!!
天気の良い日は外でお弁当広げて、ピクニック気分です(笑)
ここは中庭で、いずれ芝生敷きになります。クライアントが羨ましすぎますね〜〜〜。
そしてお知らせですが、4月頭予定でオープンハウスを開催させていただくことになりました。
詳細は追ってお知らせいたします。
ではでは、これから仕上げの工事に入っていきますので、もう一息。
心のハチマキを締め直して完成に向かいたいと思います!
伊礼智さんの講演
僕が住宅建築に携わるようになってからずっと恋い焦がれ、多大なる影響を受けた建築家の先生のお話を聞きに、先日金沢まで行ってきました。
沖縄出身・東京在住の建築家の伊礼智さん
雑誌やweb等では普段から重々勉強させていただいているのですが、生の声を聞く機会は今回が初めて。
とても楽しみにしていました。
テーマは「性能の先の心地よさ 2020年を見据えた家づくり」
LIXILさん主催とのこともあり、昨今の高性能化されてる窓や建材・システムなどを踏まえた講演でしたが、しきりにお話していたのがやはり設計の標準化のおはなし。
・設計を標準化し、繰り返し改善していく事で熟成させていく
・過剰でなく実用的なデザイン
・斬新でなく居心地の良さを心がける
・今の時代の(ここ大事)スタンダードな家
・建設地のポテンシャルに踏み込む
・開口部周りに心地よさが宿る
・空気、熱、手触りを大切に考える
等、興味深かった事をたくさんお話しくださいました。
世間一般(っていったら怒られるかな?)の設計士さんのイメージ(全員がそうではありません笑)
・派手で目を引く
・毎回新しい事にチャレンジ
・チャレンジする上に、失敗すると隠れちゃったりする
・やけに豪華・高コスト
などとはまるっきり対極にいる方なのですが、そういったスタンダードな考えがとても好きで、伊礼さんの取り組みには常に注目しております。
書く事ありすぎて長々となってしまうので、ブログではここまで。
興味ある方、伊礼さんの本はすごく良い事、興味深い事が書いてありますのでお貸ししますよ(笑)
講演が終了後、展示ブースに伊礼さんの姿が!!
ありがたい事に、名刺交換させていただきました。
ものすごく物腰柔らかい方で、感動。。。
緊張しすぎて手が震えてしまいました。
また必ず、何かの機会でお会いしに行きます!!
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